BEAYS(新装版)

本と図書館のことについて、つらつら書いてゆくblogです。

2010-01-01から1年間の記事一覧

カーリルと素敵な図書館

日本最大をうたう図書館検索サイト「カーリル」が先日より公開された、とGoogleアラート君が教えてくれたので、当方もさっそく使ってみた。 自分の使いたい図書館を選んで、あとは検索窓にキーワードを入れるだけ。その図書館に該当する、または関連する本の…

書架点検は目の毒だ。

開館前、サービス担当の職員を中心に、手分けをして書棚の整頓作業をしている。 倒れた本を元に戻したり、請求記号順に並びなおしたりしていると、自然といろいろな本が目に留まる。 少し前に話題になった本や、気になるタイトルの本、装丁が目を引く本など…

国民読書年

さて、全然盛り上がらない国民読書年ですが、当方の職場でも何かぶち上げないといけなくなって、苦慮しております。 単に、本を読みましょう、図書館を使いましょう、じゃ意味ないし、講演会みたいな単発イベントの打ち上げ花火に終わるのもアホらしい(第一…

書影表示が欲しい!

某図書館のOPACは、絵本や児童読み物に独自の件名を付与してあるので、「犬」「一年生」「魔女」などの絵本の登場人物(動物)や、「入学」「遠足」などのテーマで関係する絵本・児童書を検索できる。 個人的にはスグレモノだと思うのだけど、書影が表示でき…

お客様に優しくない図書館

最近、職場をお客として利用することが多くなったのだけど、やっぱり気になるところが多い。例えば…… 閲覧机に座って本を読んでると、少し離れたカウンターでの職員とお客さんのやり取りがそれなりに耳障り。 カバンをロッカーに入れるのが面倒(不明本抑止…

貸出履歴問題雑感

かつて、司書のステータスといえば、目録がとれることやレファレンスができることだった。 でも、今はほとんどの図書館がMARCを買っていて、カタロガーなんて絶滅危惧種になった。レファレンスも、検索エンジンをはじめとするWebの力に押されまくりだし、レ…

お金が気になる季節

年度末で、職場でも何かとお金の話が飛び交っている今日コノゴロ。 やれやれ、お金ないよね、という話をしてたら先輩が「面白いよ」と勧めてくれたので、『身の上話』を読んでみた。 『シンプル・プラン (扶桑社ミステリー)』みたいな話。 某協会のご託宣に…

「困ったときには図書館へ」?

キャッチフレーズとしては非常に分かりやすくてよいと思う。 でも、当然ながら、たいていの人は困ったときに、 家族・知人に聞く ネットで検索 専門家・専門機関に聞く ってなると思う。図書館を思い出してくれる人は少ない。図書館に来てくれる人はさらに少…

歯医者さんで思ったこと

去年の秋から歯医者さんに通っている。 この歯医者さんは比較的若い方で、今までお世話になった何人かの歯医者さんの中では、丁寧に説明してくださるほうだ。 でも、歯の治療は少なからず痛みを伴う(可能性がある)し、何かと不安になることが多い。いつま…

う、今日は猫の日だった……。

今日は、2月22日。ニャンニャンニャンで猫の日だった。しかも、平成22年でいつもよりスペシャルな猫の日。今、気づいた。 今日コノゴロでとりあげればよかった……。

図書館は「人」が大事!『図書館はコミュニティ創出の「場」』

図書館はコミュニティ創出の「場」 会員制ライブラリーの挑戦 (ネットワーク時代の図書館情報学)作者: 小林麻実出版社/メーカー: 勉誠出版発売日: 2009/11/02メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 4人 クリック: 37回この商品を含むブログ (8件) を見る 会…

ワークショップ「Search'n Search」に参加して

山口情報芸術センター(YCAM)のオリジナルワークショップ、「Search'n Search(サーチン・サーチ)」に行ってきた。 最初は見学の予定だったのだけど(何せ、対象:小学4年生以上)、スタッフも勧めてくださったので、オサーンひとり追加となりました。 内…

編集者って大事だ。

自分でものを書き、それを公開するようになって初めて、「編集者」の役割の大きさを実感するようになった。 一つの本が、著者と編集者の二人三脚で作られる、ということがイマイチ納得できなかった。著者の力量こそが本の魅力を左右するわけだし、でも、現実…

文房具屋さんで見つけたもの

お休みなので、市内の文房具屋さんに行った。 手帳とか、小物とか、いつもいろいろ気になるのだけど、今日、おっと思ったのはこのブックエンド。Reflective Bookend(Peleg Design)資料展示に使えるかも。

このブログを始めた経緯(みたいなもの)

忘れないうちに残しておこうと思う。 子どものころから、自己顕示欲が強くて、他人からの影響を受けやすい、そして飽きっぽい性格だった。 小学生のころ、突然、一人で壁新聞を始めて、教室に張り出したような前科もあったなあ(遠い目)。あれはどういうき…

図書館は何をするところ?

病院は病気を治すところで、医師や看護師は病気を治す専門家。 学校はものを教えてもらうところで、教師はものを教える専門家。 警察署は法に触れる人を取り締まるところで、警察官は捜査や取り締まりの専門家。 どれも、何の専門機関か、何の専門家か、どん…

図書館のウェブサイト

先日、職場のサイトトップのリニューアルを行った。CMSともウェブデザイン業者さんとも縁のない手作りページだけど、図書館向けテンプレート「MoogaOne」を使わせていただいて、ようやくここまで漕ぎ着けた。お世話になったみなさん、ありがとうございます。…

ブログ書くって難しい……

張り切って始めたけど、なかなか難しいです。 もともと、通勤途中や掃除なんかの単純作業中に思いついたアイデアを形にして残しておこう、ということで始めたんだけど、いざ書き始めたら、これは!と思えたアイデアが、実にくだらないor当たり前のことに思え…

ビジネス支援レファレンスコンクールに参加して その2

承前3.司書の限界と立ち位置 与えられた課題のひとつに「○○という既存の製品を応用して、異分野に参入したいので、ものになりそうな分野とその市場を調査して欲しい」みたいなのがあった。 こういう依頼が来たら、司書としてはどうすればいいんだろう。そも…

ビジネス支援レファレンスコンクールに参加して

せっかくなので、感想を覚え書き程度に残しておこうと思う。1.リサーチ・ナビはすごい。 国立国会図書館のリサーチ・ナビ、特に「調べ方案内」の充実ぶりはすごい。更新頻度も高いし。業界情報や市場動向の調査前にとりあえず見とけって感じ。もちろん、自…

2009年末に読んだ本『アンビエント・ファインダビリティ』

アンビエント・ファインダビリティ ―ウェブ、検索、そしてコミュニケーションをめぐる旅作者: Peter Morville,浅野紀予出版社/メーカー: オライリージャパン発売日: 2006/04/01メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 11人 クリック: 175回この商品を含むブ…

ブログを始めることにしました。

当方、今年で38になる某公立図書館司書です。 不惑の年も近づいて来た今日コノゴロ、通勤の自転車をこぎながら、猫トイレを洗ってやりながら、つらつら考えたヨシナシゴトを書いていこうと思います。主に仕事のことを、差し支えのない範囲(自制あり)で扱う…