BEAYS(新装版)

本と図書館のことについて、つらつら書いてゆくblogです。

2016-01-01から1年間の記事一覧

カーリル Unitrad API 雑感

カーリルの中の人と話をする機会があり、カーリル Unitrad API の説明を聞くことができた。 高速かつ検索先への負荷の少ない検索、直感的でシンプルなUI、図書館側のメンテナンス不要で対象館の追加修正もほぼお任せ、と、至れり尽くせりの高機能・好対応。 …

さびしがりの神様と、首飾りと魔法のカギのお話

昔々、あるところに、小さな国がありました。その国の人々は、一人の神様を敬いながら、つましく暮らしておりました。 神様は、愛すべき人々がつましく暮らしている様に感心し、褒美として、一人一人に「真の名前」を与えることにしました。この「真の名前」…

分類の未来と客観性と~『自然を名づける』を読んで

久々に面白い本を読んだので、久々に書いてみる。 読んだ本は、コレ。 カーリルで開く 書架の整頓しててたまたま手に取った本で、職業柄、興味が湧いてきたので読んでみると、これが面白かった。 ヒトが、食べ物や外敵を見分ける(=分類する)ために発達さ…

歓送迎会雑感、あるいは、図書館は図書館で働く非正規の若者に何ができるか

今年も出会いと別れの季節がやってきた。 この業界、人の出入りがホント激しいのでいつものことではあるんだけど、スキルとノウハウを備えたベテランが何を残すことなくあっさりいなくなり、可能性に満ちてはいるけれど即戦力とはなりえないフレッシュマンが…