BEAYS(新装版)

本と図書館のことについて、つらつら書いてゆくblogです。

2010-10-01から1ヶ月間の記事一覧

司書とめんどくさがり力

学生のころ、「自分は○○が好きだから、それについて研究している」って人がうらやましかった。そういう人の研究生活は、実に忙しそうに、そして楽しそうに見えた。 至極当たり前のことだけれど、自分の研究テーマのためなら、難しげな参考文献も長ったらしい…

職業病の一病態としての“本”特集愛好症

雑誌の“本”特集や読書特集を見つけると、たいてい買うようにしている。 『ダ・ヴィンチ』のような、一冊丸ごと“本”特集みたいな、総合的な書評誌はあまり読んでいない。それよりも、単発の特集記事、例えば『日経ビジネスassocié』や『The21』みたいなビジネ…

歯医者と図書館、あるいは一見さんとお馴染さん

最近まで、えらく長いこと歯医者にかかっていた。 痛みが我慢できなくなるまで放置する性質なので、ヒドイ虫歯が何本もあったし、これを機会に痛みのない軽微なヤツも徹底的に治してもらったが故の長期治療ではある。また、治療技術上の問題から、一度に処置…

文脈棚とICタグ

少し前に読んだ『世界を知る力 (PHP新書)』のなかに、古書店通いを勧めたくだりがある。古書店の棚の、ゆるいまとまりで置かれた本の並びには、思いもよらなかった相関の発見がある、と著者はいう。棚の前に実際に立って「なぜこの本がここに?」と考えたり…

情報断食、終了(挫折)宣言

ついにというか、やっとというか、先日からTwitter始めました。情報断食、終了(苦笑)。有言不実行を絵に描いたよう。家人に怒られない程度につぶやきます。 で、不慣れなままに、あれこれのぞいているなかで、国会図書館関西館図書館協力課のレファ協Twitt…