BEAYS(新装版)

本と図書館のことについて、つらつら書いてゆくblogです。

セルフレファレンス(?)のすすめ

百姓の息子だけど家業を継がず、庭いじりにも興味がなくて、花や木の名前がとんと分からない。なので、こないだも拙宅の庭木の名前が分からなくなって困った。
植木屋さんに聞くのも恥ずかしいし(前にも一度聞いたような気がするから、ホント聞きづらい)、仕方がないので職場の棚から借りられる図鑑類を物色してみる。
葉っぱの形や付き方などの特徴で検索できるタイプの図鑑を探して、定番・保育社の『樹木〈1〉 (検索入門)』と『樹木〈2〉 (検索入門)』を借りる。葉っぱを見ながら検索表をたどっていくと……、どうやらアブラチャンとハクサンボクらしいことが判明。消去法で樹種が絞れる検索表がすこぶる便利だ(個々の樹の全体像がわかる写真なり絵なりがあるともっとよいのだけど、ハンディさと二律背反だから仕方がない)。
後日、恥を忍んで植木屋さんに聞いてみたら、見事正解だった。なんだか妙にうれしい。答えを教えてもらうよりも、自分で調べられたら、それに勝る喜びはないよね。
役に立つ図書館を実現・アピールするには、まず、自分が使って、役に立つ!と実感することから始まるのだ。