BEAYS(新装版)

本と図書館のことについて、つらつら書いてゆくblogです。

レファ協DIY事例あれこれ

DIYとかサバイバル、手持ちのもので自分で何とかする、が好きだ。

ぶきっちょでモヤシっ子(死語)なので、自分では全くできないし、する気もないけど、興味だけは妙にある。なので、レファレンス協同データベースでその手の事例を見つけると、気になってつい見てしまう。果ては勝手にDIY事例と名付けて密かな楽しみにしている。

DIY事例は、趣味的なものから、生活・ビジネスに活かすためかなと思われるものまで、多種多様。特に、衣食住に関するものは多い。

レファ協に事例として登録されるということは、同じ質問がよくなされる、他館や他のお客様の参考になる、ということもあるだろう。けど、質問や調査過程が風変わりだったり、面白かったりするということもまたある。DIY事例だと、なんでこんなものを?というような事例も多い。 

自分で〇〇を作ってみたい、が昂じて?、〇〇のための道具を作ってみたい、なんてのもある。

DIY事例に限らず、レファ協の事例をつらつら眺めていると、図書館側の、緻密な調査や快刀乱麻の回答もさることながら、お客様の質問の意外さに驚かされることがしばしばある。そんなもの自分で作ろうとか思う人がいるんだ、とか、そんなこと考えたこともなかった、とか。実際の現場でも、質問があってはじめて、そのことが書いてあるこんな資料があるんだ、と気付かされることが多い(新米レファレンサーなもんで)。

レファレンスって、お客様との相互作用で成り立ってるんだなと、あらためて思う今日コノゴロ。

 

蛇足:DIYな質問を実際に受けたときよく使うのは、目次情報が検索できるWebcat Plus Minus。同じくNDLデジコレも目次が検索できて便利。服の仕立て方なんかは、家で縫うのが当たり前だった頃の古い本のほうがちゃんと載ってたり。食品、農産物、手仕事・山仕事は、なんといってもルーラル電子図書館。なんでも自作しちゃうお百姓さんのバイブル、「現代農業」の記事は最強。あと、児童書は何かと写真やイラストが多いし、基本的なことが押さえてあるので重宝する。これまた農文協さんの「食べもの絵本」のシリーズとか。