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BEAYS(新装版)

本と図書館のことについて、つらつら書いてゆくblogです。

ブックフィニッシュと戒老録

久しぶりに現場に戻ってもう一つ気がついたことは、お年寄りのお客様が増えたな、ということ。印象論だけど、確実に多くなっている気がする。大活字本の充実とか、高齢者向けのサービス強化は待ったなしの状態。

それでふと思い出したのが、ちょっと前に読んだ『高齢社会につなぐ図書館の役割』にあった「ブックフィニッシュ」なる概念。「フィニッシュ」の語感は微妙ではあるけど、乳幼児向けのブックスタートに対応するものとして、リタイア組の図書館活用を促すための試みはもっとされてもいいように思う。

むしろ、プレ「フィニッシュ」的なサービス、40代後半から50代の高齢者予備軍に向けて、老後に対する漠然とした不安を低減したり、物的・精神的な備えを始めたりするための本や情報を、もっと積極的に提供する必要がある気がする。曽野綾子さんの『戒老録』じゃないけれど、年を取る前に知っておきたかった、考えておきたかった、ってことは多いんじゃないかなあ。

ただ、予備軍にとっては、老いについて考えるのは嫌なこと、忌避すべきことだったりするから、需要はないよなあ、きっと。