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BEAYS(新装版)

本と図書館のことについて、つらつら書いてゆくblogです。

ぼくのかんがえたさいきょうのOPAC1.3

OPAC2.0なんてものが唱えられたとき、きっとウチの図書館のシステムも進化(バージョンアップ)すれば、そのうちアレになるに違いない、となんとなく夢想してたものだけど、あれから幾星霜、いつまでたっても1.0のまんま。ベンダーさんに聞くと、「今のOPACの進化形というより、全然別モンなので無理ですよハハハ」とか言われる始末(一部実話)。仕方ないので、現行OPAC1.0でも調整次第で何とかできそうなことを3つほど考えたのでチラ裏的に書いとく。

検索結果は「出版年降順(新しい順)」に表示(+0.1)

ほとんどのOPACの検索結果表示は、書名の五十音順になってるようだ。シリーズものや巻数の多い全集・年鑑がひとまとまりに並ぶ、以外のメリットはない気がする。

新しい本は良い本だ、とまでは言わないけれど、一般的に必要とされるのは、なるべく新しい本。情報はもちろん、活字や体裁が古臭い本は敬遠されることが多い。逆に古い本や古典的な本を探しているお客様はちゃんと発行年月を確認したり、指定したりできる。よって、検索結果の表示順は「出版年降順(新しい順)」がデフォルト。

「見つかりませんでした」じゃなく「カウンターへどうぞ」(+0.1)

あれこれいじってみて「ヒットした資料:0件」「条件にあう資料は見つかりませんでした」じゃあ、探してる本がその図書館にないのか、探し方がまずかったのかわからない。そもそも、どっちもお客様に失望と恥ずかしさを味あわせるだけ。

それより、職員に声をかけてもらえるようにうまく促すメッセージを伝えるべき。できれば、これをもってカウウンターヘダッシュ、的な「お問い合わせ優先受付券」みたいなのが自動で印字されるといいかも。職員に声をかけてもいいんだ、すぐ対応してもらえるんだ、と思ってもらうのが何より肝心。

簡易検索は「フリーワード」一択(+0.1)

OPACの簡易検索画面には「書名」「著者名」「出版社」の三つが並んでることが多い。慣れない人向けに、なるべく枠を少なく、との配慮なのだろうけど、それならいっそのこと、フリーワード枠ひとつで十分では。

特定の著者の本を網羅的に読みたい、とか、この出版社で、書名が何とかいう本、なんて条件付きの(書誌要素が切り出せてる)探し方をしようと思う人は、詳細検索画面がちゃんと使える気がする(要検証)。簡易検索というからには、枠は潔く一つ、書名から内容紹介まで串刺し検索できるフリーワード検索で決まり。フリーワードがなければ、いっそのこと書名のみでも可。

ただ、最近の本は、書名に趣向を凝らしたものが多いから、"株"とか、"犬_飼い方"のような一般的な語をキーワードに検索するとヒットしにくい。こういう時こそ、分類や件名の出番なんだけど、一般のお客様には「ケンメイ、何それおいしいの」状態なので、システムで何とか支援したい。ヒットした資料の件名や分類を何件か先読みして、「"株式相場"で検索してみませんか」とか、「"関係する分類(645.6)"の本を検索してみませんか」とサジェストしてくれるとベストだけど、それこそディスカバリーサービスじゃないと無理かあ。件名とか、うまくOPACに活かせるといいのになあ。

待っていても来ないならこちらから行く(+α)

以上、すでにどこかで実現されてる機能もあるけど気にしない(1.3じゃなく1.003じゃんという批判は甘んじて受ける)。ちょっとずつでも使いやすく探しやすくしていくことで、OPAC1.0からちょっとずつ進化できるのでは。もっとプラスされて1.5ぐらいになったら、四捨五入すれば2になるわけだし。

ちょっとしたカスタマイズで実現したことが、次期バージョンではデフォルトになってる、なんてよくあること。設置しておしまい、あとはリプレースまでそのまんま、棚ボタ的進化を待つんじゃなくて、ベンダーさんと連携(という名のクレーム出し)しつつ、細かなプラスアルファをしていくことが大事だと思う。