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BEAYS(新装版)

本と図書館のことについて、つらつら書いてゆくblogです。

田舎のビジネスレファレンス

当たり前のことを探すのは難しい。
当方の職場はいわゆる田舎なので、農業や林業に従事されていると思しい方々が結構来られる。で、農作業や山仕事に関するレファレンスにしばしば行き当たる。
いわく、鉈についての本はないか、とか、軽鉄骨を使った納屋の建て方を知りたい、とか、草刈機(全国的には刈払機というらしい)の修理の仕方とか。
日常の仕事の知識だから、質問される方にとっては、当たり前で、かつ切実に必要なものなんだけど、図書館としては、なかなか応えるのが難しい。農業はまだいいけど、林業と水産業はさらに厳しい。専門書が(出版・蔵書とも)少ないし、ツールもノウハウも不足気味。まあ、とりあえず農林業に関しては、困ったときのルーラル電子図書館。雑誌「現代農業」のありがたさが身にしみる。
で、こないだ聞かれたのは、小屋の屋根に波板(ポリカーボネートかな)で屋根を葺く方法が書いてある本について。コレって建築?農業?生活(DIY系)?
そのときはすぐには思いつかなかったけれど、後日、本屋さんに行った時に、確かこんな本があったよな、と思って、手に取ったらビンゴ!『山で暮らす愉しみと基本の技術』にポリカ波板屋根の張り方がイラスト付きで出ていた(またしても農文協様ありがとう)。こういう「当たり前」の事柄をちゃんと記録したり、本にしたりしている人って、つくづく偉いなと思う。
それと、こういう知識って、どういう経路で伝わっていくのだろう。専門雑誌に載ったり、専門書になったりすることは当然あるのだろうが、普通に生活していると目に触れることは少ない。人から人ヘの口伝えか、パンフみたいな灰色文献で継承されていくのだろうか。今度、農業改良普及員さんにでもあったら聞いてみよう。