BEAYS(新装版)

本と図書館のことについて、つらつら書いてゆくblogです。

情報バラエティーとレファレンス

最近、テレビでいわゆる「情報バラエティー」を観ることが多い。
別に好きという訳でもなく、他に選択肢がない(ことが多い)ので何の気なしに観ているのだけど、こういう番組は、しばしば、視聴者からの質問やタレコミ情報を元にスタッフが調査する、という形式で進められる。そして、その調査の取っ掛かりは、たいていウェブ検索。キーボードをカタカタたたいて、関係するページにたどり着き、その管理者に取材したり、専門家のご意見を伺ったりして……、てな具合。
ウェブ検索が、調べる、という行為の基点として、手軽で有効な、既に社会的に定着した手段なのは認めざるを得ない。得ないんだけど、司書としては、まず図書館に行ってみてよ、司書に聞いてみてよ、と思わないでもない。
日図協が、この辺、もう少し気合入れてロビー活動してくれると良いなあ、と思う。あれだけ毎日放送されてる番組内で、まず図書館に聞く、というシーンがたびたび流れていたら、レファレンス・サービスなんてあっという間に定着するのになあ、と夢想してみたり。もちろん、受け皿がしっかりしてないと意味ないけど。