BEAYS(新装版)

本と図書館のことについて、つらつら書いてゆくblogです。

司書と信頼

服や靴を買うのが苦手だ。
自分の好み、みたいなものはもちろんあって、こんなのどう?好き?嫌い?って聞かれたら、何とか答えられるかもしれない。でも、その自分の「好き」が、世間的に見てどうなのか、流行りに乗っかってるのか、個性を追求してるのか、それとも、どっちつかずのイケてない代物なのか、ファッション音痴の当方には判断が難しい。
多分、普通の人は、雑誌とかテレビとか、周りの人の格好とその反応とかから、それを学んでいるんだろう。でも、そういうのに無縁、無頓着な人間にとって、服や靴を選ぶのはなかなかの苦行だ。
もちろん、高級なお店に行けば、それなりの店員さんがいて、あれこれ選んでくれるだろう。でも、「他人から押し付けられた感」が強いとげんなりするし、お店の都合で高いものや売れ残りを売りつけられるかもしれない、という漠然とした不安がある。
例えば『靴を売るシンデレラ (SUPER!YA)』の主人公のような店員さんのいるお店があったらなあ、と思う。商品知識が豊富で、お客様第一で、いろいろ聞いてくれて本当に合うものをやさしい解説付きで提案してくれるんだけど、こんなに薦めてくれるのを断ったら悪いかな、という感じを起こさせない程度には控えめな店員さん。
一言で言うと、信頼できる店員さん。
信頼できる図書館、信頼される司書になれているだろうか。