BEAYS(新装版)

本と図書館のことについて、つらつら書いてゆくblogです。

新しい年度に向けて

平成21年度が終わり、当方の職場では、二人の方が退職された。
一人は新採の時にイロハを教えてくださった方で、もう一人は一昨年まで直接の上司だった方だ。様々な教えを受けたし、叱責もいただいた。何より、お二方とも優秀な司書だったのだが、その知識と技能をきちんと受け継ぐことができたかどうか、全く心もとない。
司書の専門性なるものは、長い修行のときを経ながら徒弟制度的に盗んで身につけるものではなくなった。もはやそれでは、追いつかないし、広がらない。
今できることは何なのか、すべきことは何なのか。当方の頭の中にあることなんて、質的にも量的にも、退職されたお二人には到底かなわぬ貧しいものだけれど、できる限り吐き出して、残していかなくてはならない、と思う。