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BEAYS(新装版)

本と図書館のことについて、つらつら書いてゆくblogです。

2009年末に読んだ本『アンビエント・ファインダビリティ』

アンビエント・ファインダビリティ ―ウェブ、検索、そしてコミュニケーションをめぐる旅

アンビエント・ファインダビリティ ―ウェブ、検索、そしてコミュニケーションをめぐる旅


ファインダビリティ(見つけやすさ)について、書かれた本。古今東西、あちこちに話題が飛びながら、見つけやすさとは何かを様々に論じていて、面白く読めた。
翻って、当方の職場は、「人と本を結びつける」ことを標榜しているところ。日々、分類したり、ラベルを貼ったり、資料展示したり、人と本を結びつけるべく、まあがんばっています。
でも、ほんとに図書館の本って見つけやすくなってる?
当方には疑問です。
例えば、OPAC(蔵書検索)ひとつとっても、フォームばかり多くて、すぐ「検索結果:0件」なんて返してくる。分りにくくて使いにくい。
この本で紹介されているムーアズの法則(「ユーザーにとって、情報を持たないことより、持っていることのほうがより苦痛で面倒であるときに、必ず利用されにくくなる」)は、まさに図書館(特に、日本の公立図書館の多く)の現状を正確に指してると思う。
見つからないものは「ないもの」に等しい今の時代、みんながどうやって「見つけて」るのか、どうしたら「見つけて」もらえるのか、ホントに真剣に考えないといけないと思う。